父親の後姿
地域でお世話になる、私の父親と同世代の方が、お茶に誘ってくれました。 会話の中で、奥様が心を患って、入院されていることを伺いました。 現在ご自宅では、慣れない家事をされていて、奥様のこれまでの苦労が身に染みると。 「この年になって、こんなことになるとは思っても見なかった。」 二人離れての生活には、寂しさがひしひしと伝わって参りました。 そんな中で、息子の通う高校から訃報が届きました。 1年生の男子生徒のお母さんが、心臓発作を起こして突然お亡くなりになった。 父母の会を代表して葬儀に駆けつけました。 その生徒が男4人兄弟の末っ子であることを知り、ご主人の挨拶が心に響いて来ました。 「どこへ行くにも六人一緒でしたから、これからもう隣に、にっこり 微笑む妻の姿がないのだと思うと胸に熱いものが込み上げてまいります。」 それでも、奥様に語りかけます。 「下の子はまだ高校生。きっと今も心配でならないでしょう。 これまで一心に願ってきた子供たちの幸せを見届けることが、残された私の務めです。」 そんな父親の後姿を見て、子供は幸せになっていくのでしょう。
2017年12月27日