今日の議題 2026/07/20
新コンセプト5:DJスタイル
リニューアルで掲げる新コンセプトの一つが、DJスタイルです。 フライパンあるいは料理道具を販売することとは何かを突き詰めていくと、 このスタイルを身に付けて頂くことが一つだと考えています。 販売を越えた、生活のあり方、生き方にも通じる大きなものとなりますが、 そもそも小売業とは文化を作っていくことを志向する営みです。その小売業の原点に帰って参ります。
そこで、「DJスタイル」とは、独立自尊スタイルの省略形であり、独立自尊(Dokuritsu・Jison)の頭文字を取って命名しています。 自分で食べるものは自分で作る、自分で食べたものは自分で片付ける生活スタイルです。 食べることを通じて、自然と自分を大切にする自尊が実現しています。 さらに食べることが分かち合うことに通じますが、他者を尊重することも含みます。

このように、いかに食べるかは、いかに生きるかに通じます。 これは、料理道具を販売することで、見えてきたことでした。 人類の歴史を顧みると、いかに食べるかを通じて、狩猟が生まれ、道具が生まれ、火を生かし、食材を蓄えてきました。 そこに、余暇および文明、文化が生まれる。 その過程で思想も生まれて、その代表的なものが福沢諭吉の「独立自尊」でした。
改めて「独立自尊」とは何か。「独立」と「自尊」の二つに分けて考えてみます。 「独立」とは、人に依存せず、自分の力で立てること。 そこには人真似ではない個性、自分らしさがあります。 自分に由(よ)る自由とも表現できる。 この自由が、お料理の中に表れていました。 それが、お料理の持ち味です。その味は、自分の五感と思考を駆使して生まれます。
かたや、「自尊」とは、自分を尊ぶことであり、自分を大切にすること。 それは、まずお料理を食べることです。食べることで、自分の心身は育まれます。 また、食べるためには、農家や漁師さんはじめ、多くの人々の真心のこもった手が加わっている。 それを知ることで、自尊を深く理解できるとともに「ごちそうさまでした」と感謝に溢れます。
その結果、独立自尊は、自分だけではなく相手を思いやることに自然とつながります。 そして、お料理は一人で食べるよりも、人々と分かちあうことを促してくれる。 当店が掲げる「お料理上手は幸せ上手」に通じますが、 お料理は愛することにつながっています。 そのお料理を人任せにせず、自分の手で主体的に行う生活のあり方がDJスタイルです。





