年も四十を越えて、子供たちにも伝えたいことが形をとるようになりました。 小説家の三浦綾子さんが、ちょうど今の自分と同じころ、 小売業をしていた傍らで、ご主人などに励まされて、小説を書きました。 それが、「氷点」(ひょうてん)という作品です。 大作家に自分をなぞらえて恐縮ですが、信仰をはじめ共通項が多いもので、思い切って筆をとってみました。 処女作「クリスマスの虹」を書き上げました。 今の時代を描きたい。そして、今の人に訴えたい。 すると、結婚というテーマが浮かび上がりました。 「健やかなる時も、病める時も、愛することを約束しますか。」 結婚は、生涯の約束事であることを前提に、言葉の重さについて考えてもらいます。 太宰治の「走れメロス」とディケンズの「クリスマスキャロル」に着想をいただき、 何よりも、十字架を背負われるイエス様の姿に想像力を膨らませました。 すると、教会の仲間たちが加勢して、それを舞台劇にしてくれました。 心温まる手作りの上演を目指して稽古に励む日々を送っています。
2009年12月07日