ミシュランガイドの大阪・京都版が発売されたようです。 日本の伝統料理を、ヨーロッパ生まれのミシュランがどこまで評価できるのか。 きっと欧米と日本での尺度は違うでしょう。 その時、その評価はあくまで絶対的なものではありません。 何が美味しいかは、基本的に人によって違います。 目安にはなりますが、それを自分で判断しないことに問題が潜みます。 人の評価だけをあてにして、すべてを決めてしまうのです。 買物でも、ブランド品だから良いだろうも、同じ系列です。 フライパン倶楽部が言うなら良いだろうも、一面では気をつけてもらいたい。 それは、あくまで、他人の評価に過ぎません。受け売りです。 最終的には、それを自分で判断することが重要です。 特に、料理に関しては、もっと自己主張すべしです。 そこに、私の味があり、我が家の味が生まれます。 かたや、そこには責任も伴うので、舌も研ぎ澄まされるでしょう。 このようなガイド本が手放しに流行るとしたら、 それは、日本人の味覚が鈍感になっている裏付けかもしれません。
2009年11月19日