テレビを見ていると、盲目の小学生がキーボードを手に街角で熱唱していました。 はじめは、数人だけが、しだいに人だかりとなります。 「花~すべての人の心に花を」 聞きなれた歌なのですが、彼の花は違ったのです。 その歌声に、涙が溢れて来ました。 そして、10年。木下航志(きしたこうし)君の歌声は多くの人に感動を与え続け、 今や歌手として活躍しているそうです。 教会で歌う賛美歌の多くに、作詞ファニー・クロスビーとあります。 彼女も盲人でした。小さい頃に、医者のミスで失明しました。 しかし、彼女の賛美歌により、どれほど多くの人が勇気と力を頂いたことでしょう。 光を失うことは、想像するだけでも心が痛みます。 けれど、その暗闇を乗り越え、たくましく生きている姿に、希望の光を見るようです。 自分の悩みなんぞが、いかにちっぽけなものかも悟れます。 先日の辻井伸行さんの快挙も然り。 神様は、各人に賜物をお与えになっています。 後日ファニーは、その医師に優しく語ったそうです。 「神様には、失敗がありません。」
2009年06月22日