フライパン倶楽部

お店のこと カート

春めいた温かな日となり、本日味噌を仕込みました。 砕いた大豆と米麹を混ぜ合わせて、琺瑯容器に重石をのせ収めます。 それだけの作業でしたが、一汗かきました。 混ぜ合わせ仕込むだけでも、かなりの力が必要です。 終わった後は、ホッとするとともに、ドッと疲れを感じました。 味噌を作るには、大豆を煮込むことからはじめ、それを仕込み、 それを寝かせておくなど、かなりの労力と時間を必要とします。 その過程では、目に見えませんが、作り手の力が込められ、 さらに熟成させることで、天然の静かなる力が蓄えられて行くようです。 そして、口に入れるものは、味噌に潜んだこの力をいただき、此処一番で踏ん張れる。 この時代に、大人も子供も我慢ができず、踏ん張りがきかない。 それどころか、心の病になる人も増えている。なぜか。 それは、とりもなおさず、本物の食材を失ってしまった結果かもしれません。 土俵際に追い込まれても、あきらめない気力は何処より。 それは、労力と時間がそそがれた、本物の食材から訪れます。

2009年02月14日

カテゴリ一覧バナー
おすすめブランド一覧 バナー
お客さまとスタッフの声一覧 バナー
読み物一覧 バナー