フライパン倶楽部

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昔わが家の書棚にずらっと並んでいたのが、山岡荘八さんの「徳川家康」でした。 その冊数に、ひとりの人から、こんなに物語が生まれるものかと 子供心ながらに関心しました。ところが、その冊数に圧倒されてか 読んでみる機会もありませんでした。同じ三河地方の出身であり、お料理道具を長年扱ってきた わが家の先祖たちも家康の生き方から多くを学んでいたと想像します。 「腹が減っては、戦ができぬ。」と言葉があるように、戦国武将は 食べることに大いに関心をもっていたようです。 その時、食べることに並々ならぬ関心をもっていたのが、家康なのです。 「そうじて、人は朝夕の呑み食うものが大事なるぞ。」 信長は、鉄砲に目をとめましたが、家康は、胡麻や味噌に目をとめた。 いくら最新の武器があっても、人に気力や体力が備わっていなければ、宝の持ち腐れ。 まず、人ありき。まず、食ありき。 家康は、いろんな経験の中で、それを悟っていたようです。 人を治めるは、食にあり。この家康の開眼に、この時代も倣いたいものです。

2009年02月12日

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