箱根駅伝をテレビ観戦しました。 今年のお正月は、連日爽やかな晴天日となり、富士山が見事でした。 私がうるうるしてしまったのは、早稲田大学の往路の最終ランナーが、 ゴールインした瞬間でした。その全身がくずおれたのです。 まわりの人たちがタオルで抱きかかえてあげる。 しばらく、立ち上がれません。 往路の最終コースと言えば、難所でもある箱根の凄まじい上り坂です。 そして、追いつ追われつのデッドヒートを繰り広げて、 絶景の富士が見つめる芦ノ湖でテープを切る。 その全力を出し尽くした瞬間は、魂を揺さぶります。 「あ~あんな生き方をしたいなあ」そんな憧れが潜んでいました。 年末に家族一緒で観た「30人31脚全国大会」も、うるうる状態でした。 小学生30人が力と心を合わせて、懸命に50メートルを駆け抜ける。 そこにも、「あ~あんな生き方をしたいなあ」の羨望がありました。 涙は、そこに戻れ。泣くは、そこに立て。と漢字で書きます。 うるうると涙の流れるところ。それは魂が求めている、明日への道標のようです。
2009年01月17日