祖父の23回忌を機会に、集まった親戚の家系図を作ってみました。 これが、意外と好評でした。 顔は知っていても、どのような繋がりがあるのかを知らない。 しかし、この家系図で一目瞭然。 しっかり、みんな繋がっていることが分かります。 そして、祖父の思い出を語って頂きました。 私の一番の思い出は、祖父の最後でした。 旅立つ前日、祖父は枕元でキリストに祈りをささげ、さながら天使の様でした。 私の手をしっかりと握り、キラキラ輝いた目で見つめてくれました。 高校生の私なりに、その瞳を見て、「天国って本当にあるんだ~」と直感。 それは、私の信仰への門となりました。 ある建築家が理想の建物について語っていました。 「完成した時が、一番美しいのではなく、歳月とともに深みを増し、 倒れる直前に、最高に輝く建物。」 そして、人間も同じだと思ったのです。 その意味では、祖父は最後に一番輝いて人生を全うしました。 祖父の後を追い、私もそんな最後を迎えたいです。
2008年09月15日