「この花は何っていう名前だろう?」 四十を迎えて、花木の名前を覚えたり、食材の名前を覚えたり、 まだまだ知らない世界があふれています。 どうして、地球は動いているのに、動いていることを感じないのだろうか。 そんな素朴な疑問にも、いまだ正確には答えれません。 「四十にして惑わず」という言葉を考える時に、 悪い意味では、すでに一人前になったのだと誤解してしまい、 人の助言などもうけつけない、惑わない、固まった年とも解釈できるのでしょうか。 仕事も任され、気力も体力も充実してくる時期なだけに、いつのまにか自分の浅い経験や知識を過信しやすい。 その思い上がりに、一番気をつけねばならい年のようにも感じるのです。 その意味では、四十にして未だ何も知らず。 人生の折り返し地点と考えれば、もう一度、原点に返ることでしょうか。 そして、子供のような柔らかい心を、いつまでも持ち続けたいものです。 固まってはならないと、自戒したい今日この頃です。
2008年07月12日