今日は何の日だっけ?そういえば、憲法記念日だな~。 これが今の日本を象徴している光景ではないでしょうか。 目先の家族サービスに忙しく、改まって考える機会もないのです。 戦後60年を経過して、憲法改正論議が起こっています。 論点は9条でしょう。平和憲法こそ日本の誇りとし護憲を主張する人たち。 主権国家として、自分たちの国を自分たちで守るために改憲を主張する人たち。 どちらも一理あると思います。 私が危惧するのは、今日は何の日だっけ。その感覚の延長に潜む無責任さです。 平和憲法は世界に先駆けて素晴らしい理想をうたう一方で、 それに安住してしまっている面があると感じるのです。 まさに、平和ボケです。 国を守ることをはじめ、すべてが他人任せ。 自分で考え、自分で行動する。独立した個人が育っていない。 そのことの方が問題です。 一人一人が今の憲法で良いのか、じっくり考えるプロセスがまず先決です。 それが護憲であろうが、改憲であろうが結果は後についてくるものです。 緊張感のある平和憲法、責任感のある平和憲法であれば最高です。 やはり、それはまず自分からだと思います。
2008年05月03日