人気絶頂の「ゴダイゴ」というロックバンドを 突然脱退したメンバーがいました。 スティーブ・フォックスです。 そのころ、私は高校生で、スティーブが宣教活動で、 豊橋の小さな教会を訪れてくれたことが懐かしいです。 彼らの曲のひとつに「ビューティフル・ネーム」があります。 この年齢になって、この曲の歌詞に目覚めています。 「♪名前それは、燃える命、ひとつの地球に、一人づつ一つ♪」 今日までを振り返ると、この名前によって、私は育てられたのだと感じています。 特に、私のおじいちゃんやおばあちゃんは、私が初孫ということもあり 「よっちゃん、よっちゃん」と何度も名前を呼んでくれました。 その響きは、不思議ですね。今も自分の内に美しく残っています。 この呼びかける名前の中に、いっぱいの愛情が詰まっていたのだと思います。 周りの人たちも「よっちゃん、よっちゃん」と呼んでくれました。 どれほどこの名前を聞いてきたことでしょうか。万は悠々と越えているでしょう。 どんな言葉よりも、どんな教えよりも、私にとっては 「よっちゃん」という響きが、一番美しいのです。 今は子供たちの親となり、何よりも愛情を込めて、その子の名前で呼んであげること。 それは、最高の子育てではないかと感じる今日です。 「♪どの子にもひとつの生命が光っている。 呼びかけよう名前を、素晴らしい名前を♪」
2008年03月15日