それは、風も強い、肌寒い日曜の午後でした。 近所の子供たちが部屋の中でカードゲームをしていました。 そこに、変わり者の私が、「山に行く人?」の掛け声に 「は~い!」とすぐに4人の子がのって来ました。 5歳の子が「よ~し!クワガタ見つけるぞ!」と張り切っています。 やはり、「子供は風の子」外で遊ぶのが好きなようです。 残念ながら、我が家の子は忙しいようで、その日は欠席。 早速、すぐ近くにある岩屋展望台へ出かけました。 展望台までの里山は、ボランティアの皆さんのご尽力で 見事に整備されています。自然に親しめるお勧めスポットです。 ぶらぶらとおしゃべりしながら、古木や岩の下をのぞきながら、 標高100mあまりの展望台まで登って行きます。子供の足でも20分程度で到着。 「着いたぞ~」とささやかな達成感を感じつつ、視界には、大空が広がっています。 その下には、新幹線が豊橋の街を走り抜ける美しい眺望が楽しめます。 冬眠中のクワガタは発見できませんでしたが、 みんな口々に「楽しかった!楽しかった!」とこぼしていました。 ふと、親以外の大人たちとの交流って、 この子たちにとっても大切だよなと感じました。 彼らにとって「良いおじさん」でありたいと思った一日でした。
2008年03月01日