小さな親切は、いつまでも忘れないものです。 私が小学校低学年の時に、 よく冷たいお茶をもらっていたクラスメイトがいました。 ちょうど、今年の暑い夏に、その方を見かけた瞬間でした。 「ああ、あの子の水筒から冷たいお茶をいただいたなあ。 あのお茶は、おいしかったなあ。」 同じく、商店街の歩道で、補助輪なしの自転車にのる練習をしていました。 ヨロヨロと動かしながら、しだいに調子にのってきました。 ところが、曲がり角にあるお店の前で、バーンと派手に転倒。 すると、その店のおばさんが、私の方にすぐに駆けより 「大丈夫」と親切に介抱してくれました。 今もそのおばさんは、同じお店で働いています。 先日も、おばさんと自転車が同時に目に入りました。 すると、30年以上前の記憶が急によみがえりました。 「ああ、あの時、助けていただいたなあ。おばさん、優しかったなあ。」 改めて、小さな親切の大きな価値を知りました。 そんな隣人の親切を受けて、今の自分がある。 今度は、私の顔とフライパンを見て、すがすがしい思い出がよみがえる。 そんな小さな親切の種を蒔いて行きたい今日この頃です。
2008年01月17日