フライパン倶楽部

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商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

流通の無言化

最近ユニクロをはじめとした小売店では、セルフ決済のみとなっています。 そんな時に、官僚でもあった堺屋太一さんが「流通の無言化」と表現していたことを知りました。 これが戦後の歴代内閣の基本方針の一つだったとのこと。 高度成長時代の官僚たちは、モノの生産に対して消費が追いつかない原因を考えた。 それは、小売店舗などで、お客さんと売り手が余計なおしゃべりに時間を浪費し、生産性を低いものにしているからだと。 これを批判していた先崎彰容教授は、その著書「知性の復権」で警察官であった作詞家阿久悠さんの父親の生き方を提示します。 「他者の視線を意識した『使命と倫理』こそが、一人の人間を人間たらしてめている。 使命とは、警官が求められる役割をこなすことであり、定義の枠外にでるのではなく、矜持をもって職責を果たすことです。」 生産性が優先される小売の現場にいる私には、この言葉が響いてきました。 警察官だけではなく、商人こそ、この使命と倫理を回復すべきではないのか。 昔の商店街にあった豊饒なおしゃべりを手掛かりに、復権すべき人間らしさを考えてみたいです。

2026年01月27日

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