本日ようやく涼を感じる日となりました。今年の暑さや自然災害は深刻であり、地球温暖化がますます加速しています。 そのために何ができるのか。物を作る現場だけでなく、物を売る現場でこそ貢献できることがある。 あるいは、物を売る現場が、できることをしていないので今日の状況を招いてしまった。 小売業者は、ここに本来の存在意義があるかもしれません。消費者ではなく、消費者の向こうに控える環境のことを考える。 それは、その場限りでなく、先の時代のことも考える。そのもとで、物の売り買いはされてしかるべきでしょう。 その時、1995年に「2025年には産業革命以前に比べて平均地表気温が2度上昇」と著書に記した宇沢弘文先生が偲ばれます。 当時より、炭素税などの地球温暖化対策を提言。同じく岩波新書「自動車の社会的費用」今日の日本社会への慧眼と感じました。 1942年に合衆国で出版された「ちいさいおうち」という絵本も、今日の世界を見透かしているようでした。 小売業者がこれら先人たちの教えを胸に、消費者に迎合するのではなく、消費者を先導することが問われています。
2025年09月19日